波多野内科クリニック 浦安市,入船 内科, 消化器内科, 循環器内科

ヘリコバクター・ピロリ菌

 

ヘリコバクター・ピロリ菌 

 ピロリ菌とは、胃の中に棲みついている細菌で、日本人の約半数にある6000万人の人が感染していると考えられています。ピロリ菌感染率は、年齢が増すほど高くなり、50代以上の日本人では8割以上の人が感染しています。
ピロリ菌の感染が長く続きますと、胃炎、胃潰瘍、胃がんが発症しやすくなることがわかっています。
ヘリコバクターピロリ菌の感染診断としては、
①胃内視鏡検査による組織採取(鏡検法)
②尿素呼気試験
③抗体検査
④糞便中抗原測定
⑤迅速ウレアーゼ試験
⑥培養法
などがあります。
 

ヘリコバクター・ピロリ菌の除菌治療

 これまでピロリ菌除菌治療に健康保険が適用されるのは、胃潰瘍や十二指腸潰瘍など5疾患のみでした。しかし、25年2月以降、ピロリ感染胃炎にも保険が適用されることになりました。
治療は、アモキシリン、クライリスロマイシンという抗生物質を2種類と、プロトンポンプ阻害剤という胃薬を1日2回7日間服用して除菌を行います。この一次除菌で8割程度の人が除菌に成功します。
一次除菌に成功したかった場合には、二次除菌を行い、除菌判定は、除菌ご4週間以上経過後に実施します。
当院におけるか感染、除菌判定検査は、上記①②③を行うことが可能です。
しかし、抗生物質にアレルギーがある人は、医師に申し出てください。